お金を貯める時期
人生というのは進学や就職、結婚、出産などといったさまざまなライフイベントから成り立っています。
それぞれのライフイベントではお金がかかりますので、前もって貯金をしておく必要があります。
一生の間には、お金を貯めやすい期間というものがあります。
ですから、この期間を逃さないようにして貯金をすることを心掛けたいものです。
比較的貯金をしやすい時期というのは、人生に3回訪れます。
ひとつめは、就職してから結婚するまでの期間です。
結婚するまでの独身の期間というのは収入はそれほど多くありませんが、支出も少ないのが特徴ですから、この時期にお金を貯めておくとかなり楽です。
特に実家から会社に通っている人は、この時期にしっかりと貯蓄を形成しておくことをおすすめします。
結婚した後、子供が小学生ころまでが二つ目の貯金のしやすい時期です。
特に共稼ぎの家庭では、この時期にお金をできるだけ貯めておけば子供の将来の学費の心配をしなくても済みます。
三つ目は、子供が大学を卒業してから自身が退職するまでの時期です。
子供の学費がかからなくなり、独り立ちすることによって経済的な負担が軽くなりますので、老後に向けてお金を貯めることができます。
老後に経済的な心配をしなくてもいいように、この時期にガッチリとお金をためておきましょう。
お金は目的に合わせて貯めるのがポイント
お金というのは、ただ単に経済的にゆとりがあるから貯金するというのではなくて、目的に合わせて貯めることが大切です。
可能であれば、「毎日出入りするお金」「5年以内に用途が決まっているお金」「将来使うためのお金」の三つに分けて、それぞれを別の口座に貯金していくのがおすすめです。
毎日出入りするお金というのは、毎月の生活費の他に急な病気などで働けなくなった時でも困らないように準備しておくお金のことです。
毎月の生活費の6ヶ月分から一年分程度を貯金しておけば、何かと安心です。
このお金は出し入れがしやすい普通預金口座に入れておきましょう。
5年以内に使い道が決まっているお金というのは、大学入学にかかる費用や留学費用、マイホームの頭金などですので、定期預金として貯金しておくといいでしょう。
老後のための生活資金に関しては、iDeCoなどで運用していくのがおすすめです。
普通預金にしておくと使ってしまうことがありますので、簡単には引き出せない形で預金しておくことが大切です。
貯蓄は毎日少しずつでもいいので、続けていくことが大切です。
生活費で余ったお金を貯蓄に回そうとするとなかなかうまくいかないので、貯蓄額をあらかじめ決めておき、余ったお金で月末までやりくりするように努力すればお金が貯まります。
お金をコツコツと貯めていけば、老後になってから経済的に困る心配もありません。