投資用にアパートやマンションを持っていて、最も課題となるのが空室率です。空き部屋が増えてしまうと収益が上がらず、大きな損失を被ることになります。
空室対策としてとられる手法のひとつにマンスリーマンションやウィークリーマンションとして貸し出す方法があります。
ここでは、マンスリーマンションが投資に向いているかを調べるために、マンスリーマンションのメリットやデメリット、運用のポイントをまとめました。
マンスリーマンション経営のメリット
空室対策になる
通常の賃貸契約でなかなか入居希望者が集まらない物件にとって、マンスリーマンションは空室対策になります。ホテルや旅館を利用する人もターゲットに入るため、利用者層を広げることにもつながります。
需要が高い
マンスリーマンションは、出張や転勤が多い人、遠方から来た学生など、一時的な仮住まいとして利用する層が多く、需要が高い傾向にあります。ホテルよりも安く泊まれて自炊もできるので、特に長期滞在をしたいビジネスパーソンに人気です。企業と法人契約ができれば、リピート利用も期待できます。
滞納リスクが少ない
マンスリーマンションは月単位の契約なので、利用する前に賃料が支払われます。家賃を滞納されるリスクがなく、退去時の金銭トラブルが少なくて済みます。
マンスリーマンション経営のデメリット
家具や家電を用意しなくてはならない
事前に家具・家電を設置しなくてはならないため、その分のコストがかかります。また、家具や家電が壊れて使えなくなってしまった際にも買い替えが必要です。
収入が安定しない場合もある
契約が月単位になるため、利用されていない日の分は収入がありません。利用者の希望によっては数日間、空室が出ることもあるため、収入が安定しないこともあるでしょう。
マンスリーマンション経営のポイント
ターゲットを絞る
マンションの立地や利用者の傾向によっては、ターゲットを絞ることによって人気を高めることも可能です。例えばビジネス街から離れている立地なら女性限定にする、学校の近くなら学生マンション専用にするなどの方法があります。
参考:佐賀大学周辺にある学生マンション
サービスで差別化する
家具家電付きはもちろん、セキュリティに力を入れている物件や食事提供のサービスがある物件など、独自のサービスでマンション集客に成功している例もあります。ターゲットを絞って集客を目指すなら、利用者層に適したサービスで差別化を図るのもひとつの手です。
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