感情で左右されない
資産運用するにあたってロボアドバイザーを利用するアプローチが注目を集めています。
いろいろなメリットがあるからですが、運用するにあたって邪魔になる感情を排除できるのは大きいです。
投資で失敗する人も少なくありませんが、根拠のない希望的観測で運用することが大きな要因です。
「もう少し我慢すれば上昇するかも?」「もっと値上がりするかも?」ということで決済を先延ばしにしてせっかくの利益を逸する、損失を膨らませるわけです。
ロボアドはアルゴリズムにのっとって運用します。
そこには人間の感情の入る隙間はありません。
ですから大きな損失の出る前に損切りできたり、予想通りの収益を確保できたりできるわけです。
知識なしでも始められる
ロボアドのメリットとして見逃せないのは、知識ゼロでも始められる点です。
通常資産運用するには、投資に関する基礎知識はどうしても必要です。
しかし初心者がこれから投資について勉強するとなると、実際に運用するのに時間がかかってしまいます。
ロボアドの場合、自分で運用するわけではありません。
投資信託さながら、ロボアドが投資家に代わって運用してくれるので知識なしでも今すぐに始められます。
ロボアドがどんな運用スタイルをとっているかくらいは知る必要があります。
しかし最低限の知識があれば、いつでもスタートできます。
投資の勉強をする時間がない、でも今すぐに運用を始めたい初心者向けです。
ロボアドにデメリットはある?
これまで見たようにロボアドにはいろいろなメリットが期待できます。
しかし一方でデメリットもいくらかあるので、これから始める人はそのことも理解しておいた方がいいです。
まず自分で運用するのと比較して、コストが高くつくのはデメリットです。
銘柄の買い付けや資産配分、リバランスなど、本来自分でやらないといけないことをすべて任せられます。
その分の投資コストが上乗せされると思いましょう。
これがマイナスに感じるかどうかは、何を重視するかによりけりです。
利便性重視ならさしてマイナスにはならないでしょう。
しかしコストカットを優先する場合、ロボアドを利用するのはかえってデメリットに感じるかもしれません。
手軽に始めたい人はアリかも
ロボアドを利用するのはメリットとデメリット、両面があります。
しかしこれから本格的に投資を始めようと思っている初心者にはおすすめです。
高い専門的知識がなくても、すぐに始められるからです。
一方すでに運用実績のある人は、自分でできるものばかりです。
専門知識を持っているのであれば、コストを負担してまでロボアドを利用する旨味はあまり高くないでしょう。
自分の経験を考えて、ロボアドを導入すべきかどうか慎重に判断しましょう。