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定期預金と積み立て貯金の違いとは

お金

定期預金の特徴

定期預金とは、お金を預ける時に予め「いつまで」という期限を設定して預金する方法です。
一度預け入れると、基本として満期になるまではお金を引き出せないため、普通預金よりも高い金利に設定されているのが特徴です。
もしも途中で引き出すことになると、契約時よりも低い金利で引き出されますのでお得感がなくなります。

定期預金のメリットとは、払い戻しができないという制限がかかるために、通常よりも高い金利で預けることができる点になります。
定期預金の預け入れは、1ヶ月から期間の設定ができます。
銀行にもよりますが、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年…10年と自分に合った期間に設定できます。

積み立て貯金の特徴

積み立て貯金とは、毎月決まった額を、決められた日に、銀行口座から積み立て用の口座に振り替えて貯金する方法を言います。
問答無用で毎月自動引落となりますので、確実に貯金が実行される形となります。
積み立て貯金の金額は1,000円単位で設定でき、無理のない範囲で貯金できます。

また、期間は6ヶ月から5年程度の間で好きに決めることも可能です。
ボーナス時には金額を増やすこともできますので、無駄遣いをしないで貯めたいという場合にも便利です。
貯蓄をする時、余ったお金を貯めればいいという考えの人もいますが、よほどの強い意思がある人以外にはあまり効力がありません。
「毎月いくら、いついつまでに○○万円を貯める」という目標を決めて、積み立て貯金のような仕組みを利用する方が確実と言えるでしょう。

デメリットとしては、金利がそれほど高くないため、普通預金に毛が生えた程度という点です。
その点を理解しておかないと、金利が高いと思って利用するとがっかりしてしまうかもしれませんね。
また、税制の優遇もありませんので、普通預金のように利息に課税がされてしまいます。

定期預金と積み立て貯金はどっちがおすすめ?

定期預金と積み立て貯金の大きな違いは、定期預金が原則として満期になるまでは引き出しが出来ないのに対し、積み立て貯金の場合は引き出しに制限がないということです。
積み立て期間も任意となるため、同じ口座に好きにお金を預けることもできます。
選び方としては、すぐに使うお金ではないなら、引き出せなくても問題がなく、金利が高くて長く預けるほどお得になる定期預金が向いています。

積み立て貯金の場合は、毎月コツコツ貯めたい、お金を貯めたいのにいつまでたっても貯まらない、余裕がある月は貯蓄額を増やしたいといった人に向いています。
自由度がなく金利が高いのが定期預金で、自由度は高いけれど金利がさほど高くないのが積み立て貯金というように認識するとわかりやすいでしょう。